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アークベルセレモニー

ご葬儀

S 様

人に尽くした母を偲んで、
みんなが感謝を伝えてくれました。

家族のためにがんばる、働き者だった母。

「私が小さい頃から見てきたのは、年がら年中、家族のために働いている母の姿です。畑で野菜や花をつくり、農業のほかにも力仕事をいとわずやりました。少しくらい身体がきつくても『気にしない、気にしない、大丈夫、大丈夫』といっては、家事にも手を抜かない人でした」
7人弟妹の一番上の姉として、とにかく働き者だったS様のお母様。親戚からも頼りにされる存在で、子どもを見たり孫の世話をしたりと、みんなのお姉ちゃん、みんなのお母さんのようだったと振り返ります。
「葬儀に集まった親戚たちと母の話をすると、みんな『いつも一生懸命な、おばあちゃんだったなあ』と口をそろえていました。また『何度も世話になったんだ』という感謝の言葉もたくさん聞けました」
お子様たちもご親戚の方たちも、お母様のがんばりにどれだけ助けられてきたことか。そんな人のために尽くしたお母様のお人柄を、誰もが偲んだ夜でした。

米寿祝いの楽しそうな写真を、映像に残して。

忙しくしていたお母様でしたが、S様の妹さん夫婦が暮らす東海地域へは、可愛がっていたお孫さんを連れてよく家族でドライブ旅行をしていたのだとか。またS様とご弟妹、そしてお母様の妹さんも一緒に、酒田の温泉旅館に泊まって米寿のお祝いをしたことも、ご家族にとっては心に残る思い出だといいます。 「米寿のお祝いで撮った写真は、スライドにして映像を流しました。会葬の方も朗らかに笑う母に足をとめ、『お祝いのときの楽しそうな姿を見られて、よかったなあ』と微笑んでくれました」
そして誰にでも笑顔で接していたお母様の遺影には、紫の帽子とちゃんちゃんこを羽織ってニッコリ笑った写真を選びました。
「こちらは古希のお祝い。私の妹が『いろいろ探したんだけど、これが一番いい顔をしているみたい』と決めてくれました。どの写真を見てもにこやかな顔の母ばかり。どれを選んでも『いい顔だ』と、いわれたんじゃないかな」と語るS様。お母様の穏やかな笑顔が、みんなの心にいつまでも残るご葬儀となりました。

鶴岡セレモニー フューネラルアドバイザー
大川 将典

畑で花を栽培していたというS様のお母様。そこでお母様がお好きだった花の色をお聞きして、祭壇まわりを明るく華やかに飾ることができました。また火葬場への道すがら、お母様のご実家やデイサービスなどゆかりの場所の前をゆっくりと通りすぎ、お母様の思い出に寄り添えるよう心を配りました。