洋画部門入賞作品
【審査員コメント】
作者の親しみのある風景と思われる。下方画面半分ほどに、苔むした石積みがあり、間に絡まる根や枯れ枝にさまざまな内的イメージを抱かせ飛んできたトンボが羽根を休めている様は象徴的で、雑草地の向うに小高い丘へと目を移すと風の躍動を感じ、郷愁感がある。
洋画審査員 藤田 由明